
人に頼ることが苦手・・
誰の世話にもなりたくない、と
自分だけの力で乗り切ろうと気を張る毎日は、
どうも窮屈で、息が詰まるような感覚はありませんか?
とは言っても頼り方も、どうしたら良いのか?
キッカケ、言葉・・わからないかもしれません。
断られるのは嫌だし、
自分でやったほうが早いし・・・。
と抱え込んでしまう。
責任感が強い、忍耐力があるということ以上に
そこになにかの”ブロック”があると感じているとしたら・・?
それは、いつ頃からだったでしょうか?

その多くは、幼少期の体験が影響していると言われています。
・厳しすぎる親のもとに育った、自分のことは自分で!としつけられた
・長男長女で、いつもしっかりしなければいけなかった
・親の仲が悪くて、自分の気持ちより親の心配をしなければならなかった
このように、
「甘えられなかった、頼ることができなかった」
という体験が多かったということはありませんか?
ひょっとしたら
「人に頼むなんて、甘えるなんて、迷惑だし弱いことだ。」
という空気が家庭内にあったかもしれませんね。
そうして身に付いた価値観や行動パターンが
知らず知らずのうちに発動してしまって
自ら、人に頼るという選択肢をとらないようにしてしまいます。
でもその思考・行動パターンは
小さい頃のものであって
今はもう変えて行ってもOKだとしたら・・。
もっと肩の力を抜いて、相手を信じて素直に頼れるとしたら・・。
そうなった自分を想像してみてくださいね。

どんな気持ちになりましたか?
そうなったらどんなに楽かなぁ~って思ったでしょうか。
それとも、
「拒否されるかも・・」
「変に思われたら嫌だ・・」と
ちょっと怖くなったでしょうか。
実は、頼られる側の人は
そこまで迷惑と思っていないかもしれません。
負担が大きすぎない限り、
迷惑と感じたりしないし、
頼られることで自尊心がアップするかもしれません。
人に親切にすると、
「オキシトシン」というホルモンが出て
あたたかく、心地よい気持ちになれるからです。
親切にされた側も同様です。

ちなみに・・
オキシトシンは
「愛情ホルモン」「幸せホルモン」と呼ばれ、
”愛着障害”の改善に良い影響があります。
小さい時に養育者とのふれあいが少なく
オキシトシンが少なかった人が
人とのあたたかい繋がりの中で癒されていく。
このオキシトシンが大きく関わっているのです。
頼った人にも頼られた人にも、メリットがある。
良い信頼関係を築いていくコミュニケーションにもなります。
これから先、ふと
頼ったりお願いしたら迷惑かな?って思ったら
今日のお話を思い出してみてくださいね。

